子どもが楽しく学べる体験展示「家電リサイクルワールド」、約30倍拡張リニューアル

一般財団法人 家電製品協会は、家電リサイクル法の認知拡大を更に進めるため、東京・科学技術館内の家電リサイクル啓発ブースのエリア面積を従来の約30倍に大幅拡張、大規模リニューアルを行い「家電リサイクルワールド」として、同館4階に3月6日(金)にリニューアルオープンした。それに伴い、オープン当日にオープニングセレモニーが開催された。
リニューアルオープンした「家電リサイクルワールド」は、将来の循環型社会を担う子どもたちが「家電リサイクル」の意義や仕組みを分かりやすく楽しみながら学べる展示・体験ブースとなっている。
日頃から馴染みがある家電製品(テレビ、エアコン、冷蔵庫、洗濯機)が、いったいどのような構造で、どのようにリサイクルされているのか、また、より身近なゲーム機といった小型家電やモバイルバッテリーなども含めて不要になった時どのように処分したらいいのかを、実物や映像、ゲームなどを通じて楽しんで学べる構成になっている。

さらに、普段見ることができない、家電リサイクル工場(リサイクルプラント)で廃家電がどのように再生素材に生まれ変わるかを臨場感あふれる潜入映像で紹介。リニューアルによって、新たな啓発ブースは家電リサイクルが環境負荷を減らし、持続可能な社会を築くための一歩を示す空間へと生まれ変わった。

ブース内は3つのテーマ空間に分けられ、それぞれのテーマに沿った内容を楽しく遊びながら学ぶことができる。また、他の星から家電リサイクルを学びに来た宇宙人と地球の少女、さまざまな家電キャラクターが子供たちの案内役となる。
まず一つ目の空間 「RECYCLE PLANET」は、宇宙船から地球を展望しながら、地球とリサイクルの関係を体感する空間。ここでは、宇宙船に乗ったキャラクターとともに、地球と家電リサイクルの関係を調査していく。家電製品の素材となる天然資源についてや、なぜリサイクルする必要があるのかなどを考えるきっかけになる展示となっている。

二つ目の空間「RECYCLE TOWN」は、日常の街並みや家庭の中で、家電リサイクルの目的や回収方法を学ぶ空間。江戸時代から現代までのリサイクルの歴史や、身近にある大型家電以外も含めたさまざまな製品について学べるほか、リサイクルされた素材がどのようなものに生まれ変わるかなど、豊富な映像や実物展示で学べる構成となっている。
三つ目の空間「RECYCLE FACTORY」は、家電リサイクル工場(リサイクルプラント)で、廃家電がどのようにリサイクルされるのかを体感できる空間。普段見ることができないリサイクル工場で、実際にどのように製品を分解、分別して新たな素材に生まれ変わらせているのかを、臨場感あふれる潜入映像や、原理を応用したゲーム、これらを図にした展示などで学べるコーナーとなっている。

リニューアルオープン同日にはブース内の内覧が行われ、三つのテーマ空間を実際に体験することができた。UFOキャッチャーのようなゲームや選別ゲーム、リサイクルクイズ、廃家電を回収するゲームなど多彩なコンテンツがあり、難易度も簡単すぎないものが多く印象的だった。ブースに足を踏み入れた子どもたちは、遊びながら自然と知識を身につけられそうな空間となっていた。
オープニングセレモニーにて、主催者挨拶を務めた一般財団法人家電製品協会の槙公雄理事長は、家電製品について「役目を終えた後も資源となる価値が残されている」と述べ、回収した素材を再び活用する家電リサイクルは「循環型社会を支える重要な仕組み」だと強調した。リニューアルした展示を通じて、その意義を小学生を中心とした若い世代に伝え、「多くの子どもたちの気づきと行動につながる場になることを願っている」と語った。

その後、槙理事長を含めた5名でテープカットが行われた。そして同日、「家電リサイクルワールド」は一般公開され、多くの来場者が新たな展示を体験した。家電リサイクルの仕組みを楽しみながら学べる場として、次世代への環境意識の普及が期待される。