【リアルプレス旅行記】『界 奥飛騨』
飛騨木工の技とモダンな宿が魅力で、2024年9月5日に開業した『界 奥飛騨』を2025年7月に訪れたのでここで紹介します。


本館、東館、西館、離れ棟の4つの棟に分かれている『界 奥飛騨』。ご当地部屋は、飛騨木工の技術として名高い「曲木」がモチーフとなっており、部屋に入るなりどこか温かく、ほっと落ち着く空間です。露天風呂付きの客室にしたので、空いた時間に温泉を満喫できました。

お茶菓子は味噌煎餅と、桃ゼリー。連泊したので2種類のお茶菓子が用意されていました。お茶菓子はお土産コーナーでも購入することができるので、こうして事前に味見ができるのも嬉しいですよね。筆者は今回、夏にぴったりの桃ゼリーをお土産に購入しました。

この日は猛暑ということもあり、近くの道の駅で購入した飛騨りんごとさるぼぼが描かれたラベルが目を引く地域限定のクラフトチューハイを早速いただきました。普段、早い時間からはお酒を飲まない筆者ですが、旅行中だけは特別です。これもまた、旅の醍醐味ですね。

温泉で汗を流して、夕食へと向かいました。飛騨の文化人である代情山彦氏によって山霊の分霊として象られた開運・魔除けのお守りの山彦人形と一緒に先付けの用意が。こちらはレモンを搾ると色が変わるという演出付きでした。

鮑の香りと出汁がおいしい煮物椀。

いろいろな料理が少しずつ堪能できる宝楽盛り。献立と照らし合わせながら、どれから食べようか考えながら食べるもの楽しいですね。

絶品の飛騨牛の味噌すき焼き。あまりのおいしさにご飯をおかわりしてしまいました。

食事を楽しんだ後は、界の滞在のお楽しみでもあるご当地楽「飛騨の匠体験」に参加しました。飛騨の木材がたくさん使用されたこちらの部屋で、木の手触りや香りを感じながら木を曲げ、界の風呂敷と合わせるバッグハンドルを作成しました。滞在中に早速、部屋の鍵などを入れたりと活用させていただきました。こうしたご当地楽で様々な経験をして、旅の思い出がますます増えるのも界ならではの魅力です。

ゆっくりと温泉に入って旅の疲れをとってから就寝。良い目覚めの後は、バランスの良い朝食。家ではこんなにも品数も豊富で、バランスも良く、おいしい朝食はなかなか食べることができません。笑
特に筆者は、この界の牛しぐれが大好物です。

まだまだ数日は滞在したいところですが、チェックアウト。観光名所の古い街並へ行ってきました。


レトロな雰囲気が漂う街並では、カフェで涼んだり、食べ歩きをしました。

筆者はいろいろなお店があるなかでも、こちらの地酒専門店が気に入りました。

ここでしか購入できない限定酒の試飲をさせていただき、自分好みの日本酒にも出会うことができました。この他にも様々な限定酒が販売されているので自分用はもちろん、お酒好きな方へのお土産にもぜひおすすめです。

最後に、岐阜ではありませんが、帰りに長野県最大級のガラスミュージアムであるSUWAガラスの里にも立ち寄ったので紹介します。


店内にはお土産コーナーやたくさんのガラスの作品がありました。普段、こんなにも数多くのガラスの作品を見る機会がありません。風鈴の音に癒されながら店内をゆっくり歩いて作品を楽しみ、お気に入りのガラス製品にも出会うことができました。また、こちらではガラス工芸体験もできるので、世界でひとつだけのオリジナル作品を作り、旅の思い出にするのも良さそうです。
とにかく今回の旅行は連日暑かったので、少しでも涼もうと飛騨大鍾乳洞にも立ち寄りました。本当は上高地にも行ってみたかったのですが、スケジュールが合わなかったので、また次回の岐阜旅行のお楽しみにしておきたいと思います。夏休みにまだどこへ行こうか悩んでいる方は、ぜひ岐阜を訪れてみてはいかがでしょうか。