ラムチョップに韓国風プルコギも! 中野「羊フェスタ2026」で世界の羊肉グルメを堪能

豪快にかぶりつくラムチョップに、甘じょっぱいタレが食欲をそそる韓国風プルコギ。羊肉といえばジンギスカンを思い浮かべる人も多いだろうが、その楽しみ方は実に多彩だ。

11月7日(土)・8日(日)の2日間、東京・中野セントラルパークで「羊フェスタ2026」が開催。日本全国の人気店や羊肉に関わる団体が集まり、世界各国の羊肉料理を提供する日本最大級の羊イベントだ。

会場には多くの来場者が訪れ、各ブースには行列も。今回は、オージー・ラムPR大使「ラムバサダー」のブースを中心に、羊肉グルメの奥深さを体験してきた。

国内外の羊肉グルメが中野に集結! 会場は多くの来場者で賑わう

「羊フェスタ」は、羊肉をはじめ、羊毛やクラフトなど、羊にまつわるさまざまな文化を発信するイベントだ。2014年にスタートし、今年で11回目。昨年は2日間で約3万6,000人が訪れ、約1,750kgの羊肉が消費されたという。

2027年は12年に一度の「ひつじ年」。その前年となる今年は、「会場に来れば、日本の羊の今がわかる」をテーマに、さらに充実した内容で開催された。会場には、北海道のジンギスカンをはじめ、中国の羊肉料理やメキシコ料理など、多彩なグルメが集結。ドリンクや羊にちなんだグッズ、クラフトなどを扱うブースも並んでいた。

取材に訪れた11月7日は天候にも恵まれ、会場は大勢の来場者で賑わっていた。

なかでも人気を集めていたのが、オージー・ラムPR大使「LAMBASSADOR(ラムバサダー)」のブースだ。訪れた人々は目当ての料理を求めて列をつくり、焼きたてのラム肉を味わっていた。

韓国から初参戦! 甘じょっぱい「ラムプルコギ」を実食

今回のイベントにオフィシャルパートナーとして特別協賛するのが、オーストラリアの羊肉生産者団体「ミート・アンド・ライブストック・オーストラリア(MLA)」だ。

MLAは、料理人などの食の専門家を「ラムバサダー」に任命し、オージー・ラムの普及活動を展開している。

今年は「ラムチョップ」「味付ジンギスカン」「ラムプルコギ」の3エリアで出店。なかでも注目は、韓国から初参加したラムバサダーのシェフ2人による「ソウル風ラムプルコギ」(税込1,000円)だ。

プルコギは、ラム肩肉を韓国風の特製醤油だれに漬け込み、野菜とともに香ばしく炒めた料理。ニンニクやごま油、梨の自然な甘みを生かした味付けが特徴だ。

実際に食べてみると、甘じょっぱいタレが具材によく絡み、野菜の甘みとラム肉の旨みが口いっぱいに広がる。

驚いたのは、その食べやすさ。特有の臭みはまったく感じられず、適度な歯応えを残しながらも柔らかい。甘みのある味付けも親しみやすく、普段あまりラム肉を食べない人にもおすすめしたい一品だった。

約50人が行列! 豪快にかぶりつくラムチョップ

ラムバサダーブースの定番メニューとして人気を集めていたのが「ラムチョップ」だ。例年14時前後に売り切れるほどの人気ぶりで、今年は2日間で計3,000本を用意。取材時にはざっと50人ほどが列をつくっていた。会場では特別プロモーション価格の1,000円(税込)で提供され、ラムバサダーが考案したオリジナルソースとともに味わえる。ソースは1日4種類、2日間で計8種類。11月7日は「ニラミント醤」「香味発酵ポン酢」「KIOKE HOT」「Rum Rum Yum(ラムラム・ヤム)」が用意されていた。

今回選んだのは、三木基弘氏が考案した「香味発酵ポン酢」。骨付きのラムチョップは、豪快にかぶりついて食べるのが醍醐味だ。ひと口食べると、肉の旨みとともに脂の味わいもしっかり感じられる。骨付き肉ならではの食べ応えがあり、満足感は十分。長い行列ができていたのも納得の一品だった。

マトンと羊タンを食べ比べ! 北海道のジンギスカンも堪能

ラムバサダーは今年、北海道遺産ジンギスカン応援隊ともコラボレーション。北海道のソウルフードとして親しまれるジンギスカンの魅力を発信した。

同団体のブースにも多くの来場者が並んでおり、人気の高さがうかがえた。

ここで味わったのは、HEY MEATの「厚切りマトンジンギスカン」と、いまじんの「ネギ塩油タン」を組み合わせた食べ比べセット(税込1,200円)だ。

厚切りマトンジンギスカンは、「味付ジンギスカングランプリ2025」でグランプリを受賞した商品。ネギ塩油タンには、羊の希少部位であるタンが使われている。

厚切りマトンジンギスカン(写真右)は、スパイスがしっかり効いた味付けで、羊肉らしい力強い風味が印象的だった。

一方、ネギ塩油タン(写真左)はさっぱりとした味わい。肉の旨みを感じながらも重たさがなく、食べ飽きないおいしさだ。同じ羊肉でも、部位や味付けによって印象は大きく変わる。食べ比べを通じて、その違いを実感できた。

ほかにも会場には、羊肉を使った串焼きやカレー、麻婆豆腐などが並び、料理のバリエーションの豊かさを感じさせた。

2027年の「ひつじ年」に向けて、羊肉をもっと身近に

MLAでは、羊肉をより身近に楽しむ新たな食文化を「羊食(ようしょく)」と名付け、オージー・ラムの魅力を発信している。

今回の羊フェスタでは、韓国風プルコギの親しみやすい味わいから、ラムチョップの豪快なおいしさ、マトンや羊タンの個性的な風味まで、さまざまな料理に出会うことができた。

これまで羊肉に馴染みがなかった人も、ひと口食べれば新たな好みが見つかるかもしれない。2027年のひつじ年を前に、羊肉の楽しみ方がさらに広がっていきそうだ。

羊フェスタ2026公式サイト:https://hitsujifesta.com/