日本人の2人に1人が「太りやすい体質」と自覚! 原因1位は「正直すぎる」あの答えだった!
「去年と同じ服なのに、なんかきつい」
「ちょっと食べすぎただけなのに、すぐ体重に出る」
「昔は気にしなかったのに、最近むくみがひどい」
夏が近づくこの時期、こうした感覚が頭をもたげてくる人は少なくないだろう。一方で、「これが自分の体質だから仕方ない」と結論づけ、半ば諦めて受け入れている人も多いのではないだろうか。では実際、どのくらいの人が"太りやすさ"を自覚しているのか。ある最新の調査が、その実態を数字で示している。
2人に1人が「太りやすい」と自覚している
株式会社NEXERと漢方みず堂が2026年5月に実施した調査(全国男女500名対象)によると、「とても太りやすいと思う」(17.4%)と「やや太りやすいと思う」(31.6%)を合わせた49.0%の人たちが、自分を"太りやすい体質"だと認識している。

つまり日本人のほぼ2人に1人が、「自分は太りやすい」という感覚を抱えて生きているわけだ。
これは単なる思い込みや謙遜ではない。太りやすさを感じる理由として、回答者からは「少し食べ過ぎたと思うとすぐ体重が増える」「一度増えた体重が戻りにくい」「基礎代謝が低い」といった、日常に根ざした具体的な声が挙がっている。出産後に体質が変わったと語る40代女性のコメントもあり、ライフステージの変化が体重管理に影響することも見てとれる。
「太りやすさ」はいつから始まるのか
この調査でとりわけ目を引くのが、太りやすさを感じ始めた時期だ。
「太りやすい」と回答した人に絞って聞いたところ、最多は「10代から」で41.2%。次いで「30代から」が24.1%、「20代から」が15.9%と続く。

10代といえば、成長期も終わりに差しかかる頃。部活をやめたり、受験で運動量が減ったりするタイミングでもある。一方で、30代・40代になってから感じ始めた人を合わせると約38%にのぼる。社会人として働きながら、運動の機会が減り、食生活が乱れ、じわじわと代謝が落ちていく。そういった変化が体重増加として顕在化するのが、ちょうどこの年代ということだろう。「若い頃と同じ食事なのに」という嘆きの背景には、加齢に伴う基礎代謝の低下という、ある意味で避けがたい生理的変化がある。
原因の1位は「運動不足」、でも対策していない人が4割
多くの人が挙げた太りやすさの原因、その1位は誰もが「やはり」と頷くような「正直すぎる」ものだった。
調査の結果、1位「運動不足」(59.6%)、2位が「加齢による基礎代謝の低下」と「食生活の乱れや食べ過ぎ」が同率(各47.3%)、4位「ストレス」(24.1%)と続く。

上位3項目はいずれも生活習慣に直結している。裏を返せば、「改善の余地がある」と感じている人が多いことを意味する。
ところが、実際に対策を取っているかというと、話は別だ。「改善のために試したことがある対策」を尋ねると、最多は「特に何も試していない」の40.5%。気になってはいるが、行動に移せない。その停滞感が、数字として浮き彫りになっている。

ここで注目したいのは、約6割の人が「運動不足が原因」と自覚しているにもかかわらず、実際に「運動やトレーニング」を対策として試したことがある人は36.6%にとどまるという点だ。原因が分かっているのに、なぜ行動に移せないのか。
アンケートの生の声を見てみると、そこには現代人ならではの時間のなさと、変化への焦りが透けて見える。
「いつもよりも少し食べ過ぎだと思うとすぐに体重が増えてしまうから」(30代・女性)
「大食いするとすぐ体重が増えて、戻りにくくなる」(20代・男性)
こうした声からは、日々の食事の増減がすぐに数値に反映されてしまう焦りが伝わる。仕事や家事で忙しい日常のなかで、まとまった運動時間を捻出すること自体がハードルになり、結果として、より手軽に思える「食事制限やダイエット(29.9%)」を選ぶ人が多くなるのも自然な流れかもしれない。
さらに、ライフステージの変化という環境の壁も存在する。
「二人目を出産した後から体質が変化したのか、太りやすいし体重が落ちにくいと思いました」(40代・女性)
というコメントにあるように、生活リズムが変わり、自分のための時間を確保することすらままならない状況に陥っているケースもある。
つまり、4割を超える人が回答した「特に何も試していない」という現状は、決して個人のモチベーションの低さだけが理由なのではなく、「やるべきことは分かっているが、日々の暮らしに追われて運動やトレーニングに割く時間やエネルギーがない」という、多くの人が直面している実態と言えそうだ。
むくみも"隠れた悩み"として存在する
太りやすさと並行して、むくみの問題も見過ごせない。調査では「よくある」(8.6%)と「たまにある」(19.6%)を合わせた28.2%が、日常的にむくみを感じていると回答した。

アンケート結果には「靴下の跡が残る」「夕方になると足がパンパンになる」「顔が浮腫む」など、リアルな声が並ぶ。長時間の座り仕事や立ち仕事が続くと下半身がむくみやすいという40代男性のコメントもあり、働き方と身体の変化が密接に結びついている様子がうかがえる。
体重の増加とむくみは混同されがちだが、そのメカニズムは異なる。身体が重いと感じる原因がどこにあるのか。それをきちんと把握できてこそ、自分の身体に本当に必要なケアが見えてくるはずだ。
9割が「漢方に興味あり」という潜在ニーズ
最後に、やや意外なデータを紹介したい。
漢方薬を「現在使用している」人は4.2%、「過去に使用したことがある」人は7.4%にとどまる一方、「使用したことはないが、興味がある」と回答した人は88.4%にのぼった。この関心の高さは、一時的なダイエットではなく、「自分の身体と丁寧に向き合いたい」と願う人がそれだけ多いということかもしれない。

「体への負担が少なそう」「副作用が少なそう」「穏やかに効きそう」、そういったイメージが漢方への関心を支えている。即効性のある医薬品とは異なり、体質に対してじっくりアプローチするというイメージが、多くの人に響いているようだ。

「自分は太りやすい」という感覚は、裏を返せば、自分の身体の変化を敏感に察知できているということでもある。調査結果を見ても、その原因が生活習慣のどこにあるかを、多くの人が冷静に見抜いている。
気になるのは、約4割の人が具体的な行動を起こせていない点だが、それも多忙な日常を考えれば無理のないことなのかもしれない。
夏本番を迎える前に、まずは「何が原因か」を具体的に考えてみる。「太りやすい」を単なる諦めの言葉に終わらせず、自分の今のライフスタイルを見直すきっかけにしてみてはどうだろうか。
出典:株式会社NEXERと漢方みず堂による「太りやすい体質に関するアンケート」(2026年5月11日〜14日実施、全国男女500名対象)
参照:漢方みず堂(https://www.mizdo.com/)