2026年GWは“お手軽アウトドア”がトレンド? BBQやグランピングが人気上昇傾向に
ゴールデンウィークがいよいよスタートし、旅行やレジャーを計画している人も多いだろう。中でも人気の過ごし方は年々変化しているようだ。
カレンダーシェアアプリ「TimeTree」を提供する株式会社TimeTreeの社内研究所「TimeTree未来総合研究所」は、GW期間中(4月26日〜5月10日)の登録数上位1,000件の予定データから「レジャーやアクティビティの予定」を抽出。登録予定1万件あたりの予定出現数から「遠出を伴うレジャー・アクティビティ」ランキングTOP10を発表した。今回はその結果から、現代のアウトドアの傾向を読み解いていこう。
人気No.1はバーベキュー! 特に若年層で増加傾向
ランキングTOP10の結果は、1位「バーベキュー(22.1)、2位「ゴルフ(18.7)」、3位「旅行(14.8)、4位「テーマパーク(12.2)」、5位「キャンプ(7.1)」、6位「いちご狩り(2.8)」、7位「潮干狩り(1.2)」、8位「グランピング(1.2)」、9位「ピクニック(1.1)」、10位「ネモフィラ(0.9)」だった
※()内は1万件あたりの予定出現数

注目すべきは、「バーベキュー/BBQ」「キャンプ」「グランピング」「ピクニック」など、“自然に触れるアクティビティ”が多数ランクインしている点だ。中でも圧倒的な支持を集めたのが「バーベキュー/BBQ」だった。年によって若干の変動や横ばいがありつつも、全世代で増加傾向にあることがわかる。特に10代・20代の若年層では、2021年以降「バーベキュー/BBQ」の予定が増加しており、昨今、若年層を中心に広がる“自然界隈”志向も背景にあると思われる。ではなぜ、数あるアウトドアの中でもBBQが1位となったのだろうか。
バーベキューの魅力は「手軽さ」と「ちょうどよさ」?
バーベキューの最大の魅力は、“アウトドアのいいとこ取り”にあるのではないだろうか。本格的なキャンプほどの準備や装備は不要でありながら、自然の中で食事を楽しむという非日常感はしっかり味わえる。最近では、食材や機材がすべて揃った「手ぶらBBQ施設」も増えており、初心者でも気軽に楽しめる環境が整っている。また、都市近郊で開催できる点も大きい。移動時間やコストを抑えつつ、グループでワイワイ楽しめるため、友人同士やライトなレジャーとして選ばれやすい。言い換えればバーベキューは、「遠すぎず、面倒すぎず、それでいて特別感がある」という絶妙なポジションを確立しているのだ。
キャンプ人気に陰り? “ハードルの高さ”と気候変化の影響


一方で、同じアウトドアでも「キャンプ」は2022年以降、予定登録数が減少傾向にある。コロナ禍では“密を避けられるレジャー”として注目され、一時的なブームとなったキャンプ。しかしその後は、道具の準備や設営・撤収の手間、さらには天候への依存といったハードルが、継続的な人気の壁になっていると考えられる。さらに見逃せないのが、近年の猛暑の影響だ。夏場のキャンプは暑さ対策が不可欠であり、初心者にとってはハードルが一層高くなる。こうした環境要因も、キャンプ離れの一因といえるだろう。
伸びるグランピング、“快適さ×映え”の新しいアウトドア

対照的に存在感を増しているのが「グランピング」だ。特に10代を中心に、2023年頃から予定数が右肩上がりで増加している。グランピングの特徴は、ホテルのような快適な設備とアウトドア体験の融合にある。空調が整ったテントやコテージ、整備された施設環境により、猛暑や悪天候の影響を受けにくい。さらに重要なのが、「視覚的な魅力」だ。おしゃれにデザインされた空間や美しい自然景観は、写真や動画としてSNSに投稿しやすく、“体験を共有する楽しさ”とも相性がいい。つまりグランピングは、「不便を楽しむ」従来のアウトドアとは異なり、「快適に自然を楽しみ、かつ発信できる」という新しい価値を提供している。
アウトドアは“手軽にシェアできる時代”へ
今回のランキングからは、アウトドアレジャーの価値観の変化が見えてきた。猛暑の影響を受けない「手軽さ」と「快適さ」、そしてSNS映えなど「視覚的な魅力」が重要視されていると考えられる。その象徴が、1位のバーベキューであり、伸長するグランピングだと言えるだろう。ゴールデンウィークという限られた時間の中で、「気軽に自然を感じたい」というニーズは今後も高まり続けるはずだ。今年のGWは、“ちょうどいいアウトドア”を選ぶ人がさらに増えていきそうだ。