【Tampa Pro 2026】ラストランで決着!ジャガー・イートンが逆転優勝、堀米雄斗は2年連続2位

 
 
 
 
 
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世界中のプロスケーターが一堂に会するスケートボードの祭典、第32回Tampa Pro(タンパプロ)2026の決勝が4月12日(現地時間)に行われ、スイッチトリックを中心に誰よりも多くの高難度トリックを決めた、パリ五輪銀メダリスト、アメリカのジャガー・イートン(25歳)が通算2度目の優勝を飾った。
通算3度目の優勝を狙う、東京・パリ五輪を制した堀米雄斗(27歳)は昨年同様となる準優勝。
3位は東京五輪銀メダリスト、ブラジルのケルビン・ホフラーとなった。
パリ五輪では最後にジャガー・イートンを抜いて金メダルに輝いた堀米だったが、今大会ではラストランでジャガー・イートンに逆転を許し、準優勝に終わった。

他にも日本勢では、根附海龍(22歳)が決勝7位、2024年12月にPrimitiveからプロに昇格した山下京之助(21歳)が準決勝17位の成績を収めた。

【Tampa Pro歴代チャンピオン】

 
 
 
 
 
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毎年フロリダ州タンパに位置する、スケートパーク・オブ・タンパで開催されているタンパプロ。
オリンピックなどの大会とは異なり、世界的に認められたプロスケーターのみ(基本的にはタンパアマを優勝しているか、世界的なデッキブランドからシグネチャーモデルがリリースしていることが条件)が参加を許されるプロスケーターの祭典で、普段コンテストを見ることのないスケーターでも、この大会は毎年必ずチェックしているという人も多く、最もスケーターに愛されているイベントと言っても過言ではない。
そんなタンパプロ歴代の王者たちは以下の通り。

1995年 マイク・バレリー
1996年&2002年&2007年 エリック・コストン(3回)
1997年&1998年 アンドリュー・レイノルズ(2回)
2000年 ケリー・ゲッツ
2006年&2008年&2009年 グレッグ・ルツカ(3回)
2010年 ポール・ロドリゲス
2011年 デニス・ブセニッツ
2012年 トーリー・パドウィル
2013年&2015年 ルアン・オリベイラ(2回)
2014年&2020年 ナイジャ・ヒューストン(2回)
2016年&2021年 シェーン・オニール(2回)
2017年 ルイ・ロペス
2018年 ジャガー・イートン
2019年 カルロス・リベイロ(この年の3位は、池田大亮)
2022年 ジェイミー・フォイ
2023年 堀米雄斗(日本人初優勝)
2024年 堀米雄斗(2連覇)
2025年 白井空良(堀米が2位、根附海龍が4位)

【Tampa Proのルール】

・1分間コース内を自由に滑り、技を披露するランを行い、ベストラン方式で順位が決まる(100点満点)
採点は5人のジャッジによる100点満点方式で、最高得点と最低得点を除く、3つの得点の平均点。
採点基準は、トリックの難易度、バラエティに加え、コース全体の使い方や、スタイル、オリジナリティ、技の完成度などが採点される。

・予選はラン2本のベストラン方式。
1位と2位は直接決勝へ進み、3位から30位までの選手は準決勝へ進出。
・準決勝も、ラン2本のベストラン方式。
予選3位から30位までの選手に過去のTampa Pro王者が加わり、上位10名が決勝へ進出。
・決勝は予選1位、2位の選手と、準決勝上位10名を合わせた、計12名がランを3本行い、その内のベストランで勝敗を決める。

タンパプロの賞金は以下の通り。
1位- $10,000 2位- $5,000 3位- $3,000 4位- $2,000 5位- $1,000
6位- $800 7位- $700 8位- $600 9位- $500 10位- $400
11位- $300 12位- $200

ベストトリック賞は以下。
1位- $1000 2位- $500 3位- $300

【予選も注目のタンパプロ】

タンパプロ2026予選とベストトリックの映像

(YouTube:https://www.youtube.com/live/MwvRCBegKnE?si=YEQtyASMZEZ8TcF1)

世界中のプロスケーターが一堂に会するタンパプロは、予選も見どころがたくさん。

ベテラン世代にとってはスター選手のブライアン・アンダーソン(49歳)や、ストリートシーンで活躍するフランキー・ヴィラニ(30歳)、イショッド・ウェア(34歳)やパーク種目オリンピアンのキーラン・ウーリー(22歳)、他にもオリンピック予選となるワールドスケートツアーで注目を集める選手たちなど、通常のコンテストでは見られない顔ぶれが集結するのも、タンパプロの大きな魅力だ。

 
 
 
 
 
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予選第1ヒートには根附海龍が登場。
1本目の最後はミスがあったが、2本目はヒールフリップを中心とした完璧なランを披露。
80.00点を獲得し、予選トップで決勝進出を決める。
予選2位は、コロンビアのジャンカルロス・ゴンザレス(75.83点)。こちらもストレートで決勝進出を決めた。

 
 
 
 
 
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第4ヒートにはタンパプロ初出場となる、山下京之助が登場。
他のスケーターよりも技数が多く、次々とトリックを決めるスピード感のあるランを披露し、予選10位で準決勝進出を果たした。

【ベストトリックジャム】

 
 
 
 
 
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予選直後に行われたベストトリックコンテスト。
優勝はレッジ越えのバックサイドウォールライドを決めた、コロンビアのジャンカルロス・ゴンザレス。

準優勝はバンプtoダウンレールで、ノーリービッグスピン バックサイドノーズブラントスライドを決めた、カナダのコルダノ・ラッセル。

3位は特設レッジに、ハードフリップ バックサイドノーズグラインド180アウトを決めた、フランスのオーレリアン・ジローとなった。

【堀米の他、過去の王者が登場/準決勝】

 
 
 
 
 
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注目の準決勝。
日本勢は2023年と2024年の優勝者、堀米雄斗と予選10位通過の山下京之助が、ヒート2に登場。

山下の1本目、序盤と終盤にミスがありフルメイク(ミスなく滑りきること)できず。
2本目もノーミスのランをすることができなかったが、ビッグスピンバックテールや、ヒップでのノーリーバックサイドキックフリップ、バンプtoバンプでのフロントサイドキックフリップなどを決め、自身初のタンパプロは17位(57.75点)で終えた。

堀米は得意のノーリー270からのトリックを2つ組み込んだランで、見事決勝進出を果たした。
以下、堀米準決勝1本目のラン。
[メインのバンプtoダウンレール]ノーリーバックサイドボードスライド。
[バンプtoレール]ノーリーフロントサイドノーズグラインド。
[バンク]360キックフリップ フェイキー。
[ダウンレール]スイッチフロントサイドブラントスライド。
[バンプtoレール]ビッグスピンフロントサイドボードスライド。
[バンプtoレール]ノーリーフロントサイド270ボードスライド。
[ダウンレール]スイッチフロントサイドテールスライド。
[クォーターパイプ]フロントサイド5-0グラインド。
[バンプto消火栓越え]ノーリーフロントサイドヒールフリップをミス。
[タイムオーバー後となるが、ダウンレール]ノーリーバックサイド270ボードスライド。

ラン2本目も1本目同様、消火栓越えのトリックをミスしてしまったが、6位(73.00点)で決勝進出を決めた。

準決勝トップ通過は、カナダのコルダノ・ラッセル(84.17点)。
2位通過はパリオリンピック銀メダリスト、アメリカのジャガー・イートン(81.75点)。
3位通過は東京オリンピック銀メダリスト、ブラジルのケルビン・ホフラー(79.25点)となった。

【五輪メダリストの戦い/決勝】

(YouTube:https://www.youtube.com/live/bbsnDw9X6Kg?si=GTG9o2UOGqOqzINp)

決勝は各選手がハイレベルなランを見せる中、ジャガー・イートンや根附海龍といった優勝候補が2本続けてミスし、最後まで勝負の行方がわからない展開になった。

 
 
 
 
 
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準決勝を6位で通過し、決勝では5番目に滑走した堀米雄斗。
1本目のランでは、惜しくもラストトリックを失敗してしまうが、2本目のランでフルメイクの滑りを見せる。

以下、堀米のラン2本目。
[メインのバンプtoダウンレール]ノーリーバックサイドボードスライド。
[バンプtoレール]ノーリーフロントサイドノーズグラインド。
[バンク]360キックフリップ フェイキー。
[ダウンレール]スイッチフロントサイドブラントスライド。
[レッジ]ノーリーヒールフリップ フロントサイドテールスライド。
[バンプtoレール]ノーリーフロントサイド270ボードスライド。
[ダウンレール]ビッグスピンフロントサイドボードスライド。
[クォーターパイプ]フロントサイド5-0グラインド。
[バンプto消火栓越え]フロントサイドビッグスピン。
[バンプtoハバ]ノーリーバックサイド270ノーズスライド。
最後はフルスピードでバンクを飛び、ノーリー270トリックを決める貫禄のランを見せた。

堀米のラン3本目は、1つ目のトリックをノーリーバックサイドフィーブルグラインド、2つ目をノーリーフロントサイドKグラインドに難易度を上げるも、ラストのノーリーバックサイド270ノーズスライドを失敗してしまい、スコアを伸ばすことはできなかった。
そんな中、勝負を決めたのがジャガー・イートンだった。

【電光石火/ジャガー・イートン】

 
 
 
 
 
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準決勝2位で決勝に駒を進め、決勝9番目の滑走者となったジャガー・イートン。
1本目、2本目のランでミスがあり、迎えた3本目のラン。

以下、ジャガー・イートン3本目のラン。
〔バンプtoレインボーレール〕バックサイド180ノーズグラインド。
〔クォーターパイプ〕スイッチバックサイド50-50グラインド。
〔バンプtoレール〕スイッチフロントサイドブラントスライド。
〔バンク〕ノーコンプライ。
〔クォーターパイプ〕キックフリップバックサイドリップスライドでコーナーを流し。
〔バンプtoレール〕バックサイドオーバーKグラインド。
〔クォーターパイプ〕フロントサイド5-0グラインド。
〔バンプtoレール〕フロントサイド270リップスライド。
〔ダウンレール〕スイッチフロントサイドノーズグラインド。
〔バンプtoバンプ〕360キックフリップ。
〔クォーターパイプ〕アーリーウープのオーリーフェイキー。
〔ダウンレール〕スイッチバックサイド180 ノーズグラインド。
〔クォーターパイプ〕ブラントtoキックフリップフェイキー
次から次へと流れるようなランで合計13トリックを成功させると、堀米を抑える形で自身2度目のタンパプロ王者に輝いた。

【予選トップ/根附海龍】

予選をトップ通過、決勝では12番目に滑走した根附海龍。
1本目のランは中盤のヒールフリップフロントブラントをミスしてしまい、フルメイクならず。
2本目のランでは、1本目にミスのあった場所でヒールフリップバックサイドテールスライドにトリックを変えるが、これも失敗してしまい3本目にかける形になる。

以下、根附3本目のラン。
[メインのバンプtoダウンレール]ヒールフリップ バックサイドリップスライド。
[バンプtoレール]フロントサイドフィーブルグラインド。
[バンプto消火栓越え]バックサイドキックフリップ。
[ダウンレール]ヒールフリップ バックサイドテールスライド フェイキー。
[ヒップ]ノーリーインワードヒールフリップ。
[ダウンレール]ノーリーインワードヒールフリップ フロントサイドボードスライド。
[バンプtoレール]バックサイドオーバーKグラインド。
[クォーターパイプ]キャバレリアルヒールフリップをミス。
鬼門のダウンレールでのトリックを成功させたが、得意のキャブヒールを失敗してしまう痛恨のミス。
惜しくもタンパプロ王者には届かなかった。

【Tampa Pro2026リザルト】

 
 
 
 
 
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1位 ジャガー・イートン(アメリカ)
2位 堀米 雄斗(日本)
3位 ケルビン・ホフラー(ブラジル)
4位 コルダノ・ラッセル(カナダ)
5位 ジャンカルロス・ゴンザレス(コロンビア)
6位 マティアス・デルオリオ(アルゼンチン)
7位 根附 海龍(日本)
8位 ザイオン・ライト(アメリカ)
9位 レムコ・イークランド(オランダ)
10位 フィリペ・モタ(ブラジル)
11位 ジェイク・イラーディ(アメリカ)
12位 ジョー・ヒンソン(イギリス)

文・小嶋勝美 スケートボード放送作家